おうちで英語を始めることー現在4年生の男の子

今年の8月、小学4年生の男の子が教室に参加されました。
この子は、それまでお母さまに英語を教えてもらっていました。
このたび、教えてくれる人を探そうということで
通学生の保護者様の紹介でいらっしゃいました。
 

どんな教材で教えていらしたのか。
同じようにしていらっしゃる保護者さまは関心がおありですね。
使われていた教材については、どこまで書いていいのか、私にはわかりません。日本の教材でした。
男の子は、出てくる単語も身につけていましたし、
出てくる英語の文を読むことができました。
音も聞いた通りの音が出せていました。
素晴らしいです。
私は、英語教室を主宰していますが、
英語はお母さまがお教えになれば大丈夫と思っていますので
「自分が教えられるとことまで教えました」と
おっしゃるお母さまにお会いできて
大変嬉しかったです。

できなかったこともありました。
自由に自分で英語を作ることができませんでした。
教材が、トピックごとでした。
教材がトピック毎で区切ってあることは、教材として普通のことです。
例えば、朝の様子、お着替えの様子、旅行、公園など。
ここには、大きな落とし穴があります。
これでは、子供たちは、英語の規則に気づけません。
ご存知のように、子供たちは、素晴らしい感覚や知性や耳を持っています。
この男の子の感性、感覚、知性、耳を最大限使ってもらえるようにしました。
お母さまが作られた基礎の上に。

男の子に約束をしてもらいました。
1、必ず毎日5分英語を聞いて話すこと
2、規則を自分で見つけること

男の子は、規則に気付き始めました。
今では、自信を持って、自分の英語を駆使しています。

2ヶ月半、10回目のレッスンが終わりました。
あと10回前後のレッスンが終われば、(3ヶ月程でしょうか)
お母さまとやってこられた英語の秘密がわかり、
自分が考え練習した英語の規則を加えて、
全てが自分のものとなるはずです。

英語はそんなに難しいものではありません。
難しく考えないで下さい。
中学、高校と長い時間をかけて、
語彙を増やし、言い回しを増やせばいいものです。
子供の時始める英語は、日本語ほど大切なものではありません。が、
子供の英語は簡単なのと、苦労せずに聞こえる耳の限界年齢がありますので、ご家庭や、よろしければこの教室で英語をお始め下さい。


最後に、先日、教室の高校生が英作の問題として解いた文章がありますので、ここに、載せます。こういったところまで、日本の高校生は、上り詰めます。

脳科学は長い間、いわゆる女性脳(female brain)は男性脳(male brain)より進化論的に劣っている、という考えに囚われていた。(1)こうした考えは、それぞれの脳が固有の特徴を持っているということを前提としており、男の子は誰でも科学的、論理的である一方、女の子は感情的で科学に向かない、といった固定観念の形成に関与してきた。(2)こうした偏見は古くから性差への信仰に由来しており、個性に基づいて個人を判断することを妨げてきた。(3)しかし、ここ30年の脳科学の進展により、我々の脳の働きが、生活環境、教育、仕事、興味等様々な要因に応じて変化しうることがわかった。


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