この教室では、”一般動詞”の文章はBBカードのハートを使います。
Betty Botter bought some butterから始まる16枚のカードです。
子どもたちは、全てを歌で覚えます。
今春小学生になられた男の子がちょうど今このカードをやっています。
このカードを使ったレッスンに入ろうとすると、
”Bettyが学校へ通っていたらどうなるかなあ?”と言って、次のCathy のカードを使って、CathyをBettyに替えてBetty Botter comes to school.と言い、その後もBettyが町に住んだり、パーティを開いたり、まあどんどんいろんなことをやっていきます。違う主人公も使います。
私は、そばについているだけです。
Mr. Celeryになった時、
”Mr.Celeryは大人やから学校は、前のこと(過去形という意味です)に変えないと”と言って
“Mr.Celery came to school.”となりました。次はMr.Celeryは大人だから、結婚をしてるはずだと言うのです。大人というのは、セロリさんがスーツを着ているからで、それから考えたわけです。今度はセロリさんが誰と住んでいるかが気になり出しました。このカードには、まだお話が続くんだよ、、と私が言いまして、その英文のその部分を見せますと、彼は読めないと言うのです。ですが、その日彼が宿題として読んできた本にそれと同じ文字がありましたので、私はそのページを開きます。彼は、そのページを最初から読み始めました。そしてセロリさんのその先にあったのと同じ文字をそこに見つけます。
”あ、friends 、友達と住んでるんや”と納得してくださったようです。
このような姿を見ていると、本当に子どもってすごいなあと思います。
彼が本を読めるのは、私どもの教室の読本の初めのレベルの本には、Nardaganiがついています。保護者の方のご協力があって、彼は字を読む訓練をしています。適切に早めに『読み』を入れることは、今後の英語学習に大きな力となります。
お読みくださいまして、ありがとうございました。