よく子供たちに負けている話

 英語を教えていると、私は子供たちによく負けます。
英語を読むスピードの速い子の話をさせていただきましたが、その子にまた昨日負けました。それは、これです、My father told me to clean my house before I go. 日本語にしてもらう機会は少ないのですが、彼女は、「掃除してから行き」と言ったのです。英語を逆さにしないことは指導していますが、彼女たちが自分とは違う頭で英語をやっているのがよくわかります。

 耳にしてもそうです。今度高校1年生になる女の子が、まだ小さかった時のことです。私は彼女のcan’t が聞こえなかったので、そこはcan’tでしょ、と注意したのです。そしたら彼女はcan’t と言ったというのです。私の耳は一瞬の空間を聞き取れませんでした。この時のことは今でも忘れません。

 会社の先輩に「生徒は教えている人以上にはなれません。ですからあなたたちの能力がどれほどかが、生徒の力を決めます」と言われていました。英語力が落ちたと思う時、間違う時、この先輩の言葉を思い出します。

 でも、子供たちに負けたと思う時、私は幸せな気持ちになります。そんな時、私は、「すごー」と子供たちを尊敬し、本当に嬉しいです。英語ってどうなっているかを子供たちに教えてもらっています。

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